黒ク染マッタ心ノ定規
とある男がいた。
人当たりが良く、顔もそれなりに整っている。
幼い頃はどちらかといえば、いじられキャラで
中学生後半まで女性に興味すら無い奴だった。
でも高校生くらいから何かが狂い始めた。
男は何かを失うことを極端に恐れた。
「こいつは私が好きだから振れない」
女にそんな目で見られた。
次第に「便利な男」扱いを受けた。
男はさらに狂った。
一番仲の良い友達がやがて結婚した。
男は何かを失った感覚に陥る。
さらに愛に飢えた。
結果待っていたのは裏切りと狂気の連鎖。
この頃には振る事にも抵抗は無くなった。
男は思う
そもそも恋愛とは何だ?
感情か?
欲か?
習性か?本能か?
自己満足か?
違う。
損得勘定でしかない。
相手が自分にとって得なのか
損なのか・・だ。
感情をそがれ続け、磨り減った
心の定規を彼は黒く染める。
男はもう、迷わない。
道を、踏み外すこともない。
彼が描いた直線を歩き続けるのだから。
唐突の闇ノベル
皆さんそろそろ夏本番ですよ。
こんな季節はホラーノベルが読みたくなるもんですね。
しかし、ほんと恋愛ってなんだろう(笑)
そんなことを考える時間すら無駄に感じるので
私は深く考えませんが、幸せが
皆さんに溢れることを願う。
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